みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
若者からお年寄りまで人気のある食材1つが「ツナ缶」です。
おにぎりやサンドイッチなどでも人気の具材ですね。
そんな中でも「シーチキン」はツナ缶の代名詞になっています。
その方が伝わりやすかったりします。
それくらい「シーチキン」という名前は国民に浸透しています。
ちなみに「シーチキン」は、日本のツナ缶市場の最大手である「はごろもフーズ」の商品名です。
ツナ缶は、1860年〜70年ごろのフランスが発祥とされています。
当初のものは、フランス国土に面するビスケー湾でとれたビンチョウマグロの油漬けだったそうです。
あまり想像できないかもしれませんが、フランスでも、サバやイワシなどの青魚を食べますし、マグロも捕れて食べます。
刺身のように生では食べませんが、小さなイワシなどはマリネして食べます。
日本で初めて試作が行われたのは明治時代で、その後、1928年(昭和3年)になって本格的に商業生産が始まったそうです。
今では20を超すブランドから90種類近くのツナ缶が販売されています。
そんなツナ缶ですが、あまり知られていないことがあります。
実は、製造から2〜3年経過した方がおいしいということです。
2〜3年経過したらそろそろ食べられなくなるイメージですが、そうではないんです!
ツナに油が染み込んで落ち着いてくるそうです。
そして、なんと!日本のツナ缶の9割以上が、お隣の静岡県で製造されているんです!!
原材料は、マグロ(ビンナガマグロ・キハダマグロ)、カツオ、ブリが一般的で、油漬けや水煮などにしてあります。
たぶん、日本で一番食べられている魚の缶詰ですよね!
もしかすると、缶詰の中でも一番食べらているかもしれませんね。