みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
グリンピースの季節です。
先日、親戚からたくさんのグリンピースをいただきました。
母親とスタッフ「K」が一生懸命に莢を剥いて実を取り出していました・・・
僕は豆好きなので、グリンピースも大好きです。
独特の香りがあるので、苦手な方もいると思います。
苦手なお子さんも多いと思います・・・
特に豆ご飯は大好きですね!
子供の時は、豆臭くて嫌いでしたが、大人になったら大好きになりました!
少し甘めに煮たグリンピース、またタマネギとベーコンと一緒にバターで炒めたりすると美味しいです。
ポタージュにしても美味しいんですが、やはり独特の香りが好き嫌いを分けるのかなあ・・・
フレンチでは、冷たいグリンピースのポタージュは定番です。
冷やすと食べやすくて美味しいですよ。
「ポタージュ・サンジェルマン」
といいます。
パリの郊外に「サンジェルマン・アン・レイ」という町があるんですが、そこがグリンピースの産地だったことに由来します。
そして、グリンピースを使ったフランス家庭料理の超定番なのが、その名も
「プティポワ・アラ・フランセーズ」
「フランス風グリンピース」という意味の料理です。
グリンピースとタマネギやベーコンをバターで炒めて、ブイヨンで煮込む料理です。
キャベツやレタスを入れたりもします。
色が変わるくらいにクタクタに柔らかく煮込みます。
家庭では、これだけでも一品となるんですが、レストランでは付け合わせに使われます。
レストランでは、色よく仕上げますが、特に家庭料理では基本クタクタです・・・
「フランス風」という名前が付くくらい、フランス人が大好きな野菜料理のひとつです。
そんなグリンピースは冷凍品が主流で、一年中目にすることから、旬がいつかあまり知られていません。
せっかく、旬の獲れたてのグリンピースを使っても、冷凍ものだと思われたり、グリンピースだけ残されていたりすることがよくありました・・・(涙)
しかも旬のグリンピースとはいえ、そんなに安くはありません・・・
それくらい冷凍技術が発達したともいえるのかもしれませんが・・・
しかしながら、やはり旬の時には美味しい生のグリンピースを食べたいですね!