みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
畑の端に、1本のミカンの木があります。
一般的な「ミカン」です。
温州ミカンですね。
オレンジ色に色づいたので収穫することになりました。
といっても木は一本だけですが・・・
それでも1本の木に100個くらいはミカンがなります。
肝心な味はというと、売っているミカンとまではいきませんでしたが、それなりに美味しいミカンでした。
日本の三大温州ミカンと呼ばれているのは、
・愛媛(川上ミカン)
・和歌山(有田ミカン)
・静岡(三ヶ日ミカン)
になります。
また、熊本(あかつき)もそのひとつに呼ばれることもあるようです。
ところでみなさん、ミカンの皮のむき方はどのようにしますか?
あるアンケートでは、
ヘタからむく・・・30%
ヘタの反対側(おしり側)からむく・・・70%
となったそうです。
「え!そうなの!」
僕の感想です。
僕はヘタの方からむいていました。
多くの人がおしりの方からむいていることに驚きました・・・
確かにおしりの方からむく方がむきやすいようですね。
しかし、静岡県のJAみっかびが紹介しているのは、ヘタの側からむく方法です。
おしり側からむくと、むきやすいのがメリットですが、白い繊維状の部分(アルベド)が残りやすくなります。
一方、ヘタの周りに爪を立てて穴を開けてむくと、実の中心の白く固い部分が取れやすくなり、アベルトも皮と一緒に付いていくので房にあまり残らないそうです。
また、和歌山県では「有田むき」または「和歌山むき」と呼ばれる、皮ごと4分割するむき方が主流のようです。
JAありだによると、有田地域ではほぼ100%の人が有田むきをしているそうです。
僕はこれをテレビで見て驚きました。
本当にみんな、皮付きのまま4等分にしていました。
初めて見るむき方でした。
「この方が食べやすい」
と言っていました。
早くむけて、手も汚れにくいのがメリットのようです。
これは小粒のミカンに向いているむき方なんだそうです。
他にも、ヘタ皮とおしり皮をそれぞれ丸く切り取ります。
後は皮の一カ所を切り取り、そのまま皮に房が付いた状態で広げていくと、一枚の皮のベルトに房が1つずつ付いているようになります。(特にメリットはないですが・・・かわいいです)
「むく前に揉むと良い」と言われるのは、もむと酸味が減る効果があるので、甘く感じられるそうです。
ミカンの皮で色々な動物を作っている人を見たことがありますが、ミカンの皮でこんなものが作れるのと思うような出来でした!
僕はせいぜい、皮をどれくらい長くむけるかをしていた程度ですね・・・