みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
11月7日(木曜日)から、二十四節気の「立冬」に入りました。
暦の上では、この日から冬になります。
立冬は「秋分」と「冬至」のちょうど中間にあります。
この立冬の頃に吹く、強く冷たい風と言えば、「木枯らし」です。
木枯らしは「木を枯らす風」という意味なんです。
先日、東京地方、近畿地方に「木枯らし1号」が発表されました。
名古屋はまだですね。
立冬の日には結構強い風が吹いていて寒かったと思いますが、まだのようですね・・・
この時期の旬の魚のひとつに「ししゃも」があります。
漢字で書くと「柳葉魚」と書きます。
回遊魚で、11月頃に群れをなして川をさかのぼり、産卵します。
この頃の卵がいっぱい詰まったメスが「子持ちししゃも」です。
アイヌ民族の間には、
「散りゆく柳の葉を神があわれんで魚にした」
という伝説があります。
その魚が「ししゃも(柳葉魚)」です。
ししゃも(柳葉魚)という名前は、アイヌ語の「ススハム」、または「シュシュハム」が由来といわれています。
実は「ししゃも」は漁獲量が少なく、非常に高価なんです。
なので、一般的に「ししゃも」として流通している魚は、ほとんどが「カラフトシシャモ」と呼ばれるものです。
ししゃもの近縁で、代用品として輸入されています。
僕自身、一度本物の「ししゃも(柳葉魚)」を食べたことがあります。
一般的に流通している「ししゃも」とは全く別物で、臭みもなく、すごく美味しかったですよ!
少々高いですが、みなさんも見つけたら一度は食べてみてください!!