みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
一日中屋内にいるので、たまに息抜きに屋外に出ることがあります。
今の時期は、外の方が爽やかで気持ちよかったりします。
現在は窓から外の状況が見えますし、窓を開ければ外気が入ってて、ドアを開ければすぐに外に出られます。
なので、外の状況はわかります。
しかし、初めて働いたホテルの調理場は地下2階・・・
窓もなければ、外の天気もわかりませんでした。
しかも冷暖房はありません・・・
なんだか地下に閉じ込められたようでした・・・(汗)
まるでモグラのように地中にいるようでした・・・(笑)
そんなこともあり、明るい調理場、外が見える調理場には憧れました。
当時は、仕事が終わり外に出ると、特に冬の時期は、
「こんなに寒かったんだ」
なんて思うとともに、その寒さが仕事が終わったという実感となり、なんだか気持ちよくもありました。
当時は夕方はディナーの準備、もしくはすでにオーダーをしていたり、宴会の準備、仕込みなどをしているような状況でした。
今はちょうど営業も終わり一息という時間です。
そんなとき、天気の良い日は周りの景色が夕焼けでオレンジ色に染まることがあります。
僕はそんな時はいつも外に出ます。
そして空を眺めて写真を撮っています・・・(笑)
あたりがオレンジ色の染まり、それが段々と暗くなり、空のグラデーションがみるみる変化していくのをしばらく眺めていることがあります。
そんなとき、いわゆる「マジックアワー」と呼ばれるような景色に出会うと、少しだけテンションが上がります。
身近な景色が、ものすごくキレイに、少しだけ神秘的なようにも感じる景色に思えてしまいます。
「マジックアワー」と呼ばれているのは、朝焼けや夕焼けが見える時間帯の中でもさらに限定される時間で、日の出前や日没後の、太陽は無いけれど明るい数十分間のことです。
日本語では「薄明(はくめい)」といいます。
あまりにも綺麗な景色に、車の運転中などは見とれ過ぎないでくださいね。