みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
石川県内の定置網でとれた寒ブリの最高級ブランド「煌(きらめき)」の発競りが2日朝、金沢市で行われました。
その「煌(きらめき)」の今年の第1号に200万円の値がつけられました。
石川県漁業協同組合がブランド化を進める「天然能登寒ぶり」は、重さが7キロを超える良質なブリを冬の日本海の味覚として全国に発信しています。
その中でも「煌」の基準は厳しく、12月と1月に石川県内の定置網で水揚げされ、重さ14キロ以上で傷がない、また胴回りが十分であることなど、厳しい基準をクリアした寒ブリだけが認定されます。
2日に県内で水揚げされた1225本のうち、今シーズン第1号の認定を受けたのは、七尾市でとれた1本で、今回認定されたのは、重さ16・2キロ、長さ91・5センチの一本のみでした。
競り落としたのは、七尾市を中心に店舗を展開する食品スーパーで、3年連続での落札です。
同じブリでは、富山県の「氷見の寒ブリ」が有名ですね。
富山県氷見市は富山県ではありますが、能登半島の付け根に位置し、七尾市とは隣同士なんです。
なので、同じ富山湾の中で水揚げされる場所が違うだけ、と言ってもいいくらいです。
同じようなことが、有名な「関サバ」「関アジ」でいえます。
「関サバ」「関アジ」という名称は大分県大分市佐賀関に水揚げされた物にしか使うことができません。
しかしながら、対岸の愛媛県の佐多岬半島にある三崎漁港で水揚げされたものは、同じ漁場でとれた魚ながら、「関サバ」「関アジ」より安く取引されてしまいます。
こうした「ブランド化」にいかに力を入れてきたかで、取引の価格にも違いが出てくるんです!!
「煌」の基準は厳しく、