みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
乾燥した日が続き、インフルエンザにも注意が必要です。
喉の乾燥を防ぐためにも「のど飴」が効果的のような気もしますが、実際どうなんでしょうか?
「のど飴」に厳密な定義はなく、のどの不快な症状を和らげるための飴全般を指します。
配合されている成分にもよりますが、主に次の5つの効果が期待できるようです。
・のどの炎症や痛みの緩和
・唾液の分泌を促して喉の粘膜を潤し、乾燥を予防
・喉の抗菌
・スーッとするなどの感覚的効果
・リラックスなどの心理的効果
のどは空気と食べ物の通り道で、咳などの不調は、空気が流れる気管に通じる部分に生じます。
しかし、飴は食べ物なので、気管に直接働きかけることはありません。
気管と食道が分かれる手前の「咽頭(いんとう)」の部分に作用します。
ここで吸収された有効成分が体に働きかけ、炎症を鎮めたり粘膜を保護したり、殺菌や消毒をしたりするなどの効果を現し、咳やのどの痛み、声がれ、たんといった症状を和らげます。
のどの粘膜には、体内に侵入しようとするウイルスなどの異物を排除する繊毛(せんもう)と呼ばれる機能が備わっています。
この機能を保護しているのが口内の唾液です。
しかし、のど飴をずっとなめ続けていると、唾液の役割が「繊毛を保護する」から「食べ物を消化する」に切り替わってしまうんです。
その結果、細菌やウイルスに感染しやすい状態につながる危険性があります。
その他、なめ過ぎると糖分の取り過ぎになり、虫歯や血糖値の上昇、肥満などにつながる恐れがあるそうです。
のどが乾燥しないようにと、ずっとのど飴をなめていることは、結局のどには良くないようですね。
そんな時は水分を取ると良いそうです。
水を飲んでも、のど飴の効果を妨げることはほとんどありません。
のど飴は「医薬品」「医薬部外品」「食品」の3種に主に分けられます。
症状によってそれぞれ使い分けるといいですね。
僕はよく「はちみつ金柑のど飴」をなめたりしています。
「のど飴」というより、ただの「あめ」ですね。
味を楽しんでいます。