みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「バナナは好きですか?」
もしかすると、嫌いな人を見つける方が大変かもしれませんね。
簡単に食べらて、手間いらず、栄養もあって、安価というのもあって、小さなお子さんから年配の方まで人気な食べ物ですね。
そして美味しい!
最近では「高地栽培」などと書かれた美味しいバナナも登場しています。
標高の高いところで栽培されたバナナは、昼夜の寒暖差が大きく、夜の気温が急激に低下するため、温暖な低地と比べてゆっくり成長するんです。
そのため、低地栽培のバナナより収穫まで期間が長いために、手間や経費がかかるため値段も高くなります。
そのバナナについてあることが言われています。
「関西人はバナナが好き」
ということです。
これにはあるデータがあります。
2024年のバナナの購入数量ランキングが出ています。
1位 神戸市 25.9㎏
2位 堺市(大阪府) 22.2㎏
3位 京都市 22.0㎏
4位 和歌山市 21.5㎏
5位 岐阜市 21.0㎏
ちなみに全国平均は18.2㎏です。
上位4位までは関西地域の都市です。
これにはどうやらある理由があるようです。
バナナは神戸港ポートアイランドに荷揚げされています。
バナナを輸送する船が神戸港に到着します。
輸送船にはバナナが800万本から1000万本積まれています。
もちろん神戸港周辺には、バナナ専用の倉庫や加工場があります。
バナナ用の倉庫には、常時100万ケースほどがストックされており、その数は約一億本にもなるそうです。
というのは、1903年、日本で最初に台湾バナナが運び込まれたのが、神戸港でした。
また、神戸には大手の加工業者があったことも、京阪神が大きな消費地区になったのではないか、と考えられています。
さらに、日持ちもしないため、黄色くなったらすぐ売らないといけないことから、関西地区で多く売られていたということです。
これらが日本の中でも関西圏にバナナが浸透していった理由であろうと考えられています。
そして関西人の「せっかち」な性格とも合ったようですね。
まあ、朝は忙しく、時間がないというのもありますけどね。
そんな時にバナナは重宝します。
関西地方では今でも、喫茶店のモーニングにバナナが付いてきたり、ミックスジュースにはバナナが使われていたりします。
いろいろ食べてみても、やはり高いバナナは美味しいですね!