みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
春が旬の魚をご存知でしょうか?
いくつか紹介します。
「タイ」・「サワラ」・「カツオ」・「メバル」・「ニシン」・「アジ」・「ホウボウ」・「シラウオ」・「ワカサギ」・「アイナメ」・・・などです。
タイやサワラ、カツオなどは「春」をイメージする代表的な魚です。
洋食では白身魚を使うのが基本なので、タイ、メバル、ホウボウ、アイナメなどはよく使います。
そして、これらそれぞれの漢字は、
「鯛」・「鰆」・「鰹」・「鮴・目張」・「鰊・鯡」・「鯵」・「魴鮄」・「白魚」・「公魚」・「鮎並・鮎魚女」・・・
になります。
漢字の由来をいくつか紹介します。
・「鯛」・・・タイは日本の周辺の海のどこでも獲れることと、一年中周年で獲れるという意味から、魚偏に「周」を当てたそうです。
・「鰆」・・・早春に多く獲れるため「春の字」が当てられています。しかしながら、関西や瀬戸内で旬は春になりますが、関東では秋以降といわれ、特に真冬の「寒ザワラ」が美味しいとされています。
・「鰹」・・・古くから干し物(かつお節)にしたときの「堅さ」が意識され、そこからきています。カツオの読みも「かたいうお」が変化したものです。
・「鯵」・・・「参」は漢数字の「3」です。これはアジの旬が3月であることからきています。
・「公魚」・・・当て字になります。江戸時代に将軍様へ年貢として献上された、「公儀御用魚」であったことが由来になっています。
魚ではありませんが、三河で春といえば「アサリ」を連想するのは僕だけでしょうか?
ちなみに「アサリ」にも魚偏の漢字があります。
「鯏」・・・砂に潜っていることから「土を掘り起こす」という意味のある「利」という字を当てたといわれています。