みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
1995年1月17日 25年前のことです。
午前5時46分52秒、兵庫県の淡路島北部沖の明石海峡を震源として、M7.3の地震が発生しました。
阪神・淡路大震災です。
僕はまだ学生で東京にいました。
朝テレビを付けると「・・・・・」
「なんだこれは!」
初めは理解できませんでした。
関東地方はほとんど揺れを感じませんでした。
だだずっとテレビに釘付けになっていたことは覚えています。
それでも自分自身はその揺れを体験していなく、実家の愛知も被害は無かったので、どこか遠いところで起こっていることのように思いました。
「すごいことになってる!」とテレビを見ながら思ってもです。
しかし、だんだん情報が入ってくるにつれ、「他人事ではないな」と思い始めました。
小さい頃から「東海大地震」が起こると言い聞かせられ、避難訓練も毎週のように行っていた記憶があります。
そんな大きな地震が、東海地方ではなく近畿地方で起きた。
「小さい頃から言われていた地震でこんなことになってしまうんだ!」
そんなことを思うとゾッとしました。
「他人事ではないな」と思いはしたものの、実際はその揺れを体験していません。
多分その「他人事ではないな」という思いは、今思えば「他人事」だったかもしれません。
少しずつ生活に影響は出てきたものの、以前と変わらず周りは動いています。
被害に遭われた方々のことを思うと、何とも悲しい気持ちになってしまいますが、東京は変わらず動いていました。
今までとそれほど変わらずに、今まで通り動いていました。
僕もその中にいることで、頭ではわかっていても、何もできず、今まで通りに生活していました。
怖いことです。
みんなわかっていることです。
被害に遭われた方はたくさんいました。
でも、離れたところでは、みんな自分のことで精一杯。
他人のことまで気にしていられない。
そんな感じを受けた記憶があります。
「こんなことが東京で起こったらどうなるんだ?」
地震が起こるたびに思います。
阪神・淡路大震災で亡くなられた方々にはご冥福をお祈りいたします。
その死が、無駄にならないようになって欲しいと思います。
今日、また色々と考えることはありますが、また日常へと戻っていきます。
自然災害はいつ起こるかわかりません。
せめて自分たちにできることをしておきたいと思います。