高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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イベリコ豚バラ肉のトマト煮込み

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

みなさん「イベリコ豚」ってご存知ですか?

 

名前は聞いたことがあるかもしれませんね。

 

スペインの豚です。

 

難しいことを言えば、イベリア種という品種の豚100%純血、もしくはイベリア種とデュロック種を交配させた豚(イベリア種50%以上)のうち、スペイン政府が認証したものを「イベリコ豚」と言います。

 

よく「イベリコ豚」は「ドングリ」を食べて育った豚と言われていますが、それは全体のわずか10%ほどで、最高級イベリコ豚である「ベジョータ」と呼ばれる豚なんです。

 

その他「ドングリ」意外の普通の飼料を食べて育ったものは「セボ」と呼ばれる豚になります。

 

「イベリコ豚」とは血統のことで、その中でもはっきりと区別されています。

 

有名なのは、やはり「生ハム」ですね。

 

スペインの「ハモンセラーノ」は、イタリア・パルマ産の「プロシュート・ディ・パルマ」、中国の「金華火腿(きんかかたい・金華ハム)」と共に世界三大生ハムとされています。

 

フランスで働いていた店はスペイン国境近くにあり、実際に「イベリコベジョータ」の生ハム「ハモンイベリコ」をシェフがスペインに買い付けに行き、それをお店でも提供していました。

 

当時まだ日本には輸入されていなかったかもしれません。

 

その「ハモンイベリコ」を初めて食べた時は、味がしっかりしていて、独特な香りと旨味に驚きました。

 

しかし初めは、ハッキリ言って美味しいとは思いませんでした。

 

僕にとっては香りがキツすぎました。

 

しかし何度も食べるうちに、その美味しさが段々わかってきました。

 

後日日本で、輸入した「ハモンイベリコ」を食べましたが、現地で食べたものより劣るような気がしました。

 

シェフが買い付けて来た「ハモンイベリコ」はたぶん、最高級といわれるようなものだったと思います。

 

取り扱いには、かなり厳しく言われていましたから・・・

 

とそんなイベリコ話から戻りまして、今回その「イベリコ豚」のバラ肉を使って、トマト煮込みを作りました。

 

もちろん前述の「セボ」ですが・・・

 

「ベジョータ」をつかったら、すごい値段になりそうです。

 

またバラ肉で言えば、イベリコ豚のベーコンもめちゃくちゃ美味しいです。

 

オススメです。

 

たまに使いますが、焼いて食べると本当に旨味があり美味しいですよ。

 

もちろん日本の豚も美味しいものがたくさんあります。

 

なかなかできませんが、ローストポークは人気があり、とても好評でした。

 

またやってみないと!

 

 

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