高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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カレールーから作ります。

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

サリューのカレーは「欧風カレー」です。

 

「欧風カレーってよく聞くけど、どこが欧風なの?」

 

「インドカレーと何が違うの?」

 

「市販のカレールーは何カレーになるの?」

 

世の中には「カレー」があふれています。

 

こんな素朴な疑問もたくさんあると思います。

 

まず「欧風カレー」とは?

 

どうして「欧風なのか?」

 

答えから言いますと、「欧風カレーの元祖」と言われる、「東京・神田 ボンディ」の創業者が自店で出しているカレーを「欧風カレー」と謳い売り出したからなんです。

 

それではどうして「欧風」と名付けたのか?

 

本人ではないので真意はわかりませんが、推測するに、その創業者はもともとフランス料理の料理人でした。

 

そのフランス料理の技法で出汁をとり、そこに小麦粉で作ったルーと香辛料を合わせて、いわゆる「カレールー」を作り、出し汁で伸ばし、野菜や果物、ワインやバターなどを一緒に煮込んでいったカレーをつくりました。

 

もともと日本に入ってきた「カレー」はイギリスから入ってきており、それは小麦粉で作ったルーでとろみをつけた物でした。

 

またイギリスでは「カレーパウダー」という、香辛料やハーブがあらかじめ調合された物も作られました。

 

そんなイギリスやフランスから入ってきた技法を取り入れたことから「欧風」と付けたんだと思います。

 

なので「欧風カレー」とは、小麦粉を使った「カレールー」とフランス料理の技法で取る「出し汁」で作るカレーが基本になっています。

 

その他、中に加える物でそれぞれの特徴が出てきます。

 

それでは「インドカレー」とは?

 

厳密にいうとインドには「カレー」と言う料理はありません。

 

インドでは香辛料やハーブ、肉や魚、豆、野菜など、それぞれの地域、細かく言えば日本のみそ汁のように、各家庭でそれぞれ違った物が作られています。

 

その香辛料やハーブを使った煮込み料理の総称を「カレー」と呼んでいるだけなんです。

 

ちなみにこの「カレー」という言葉が生まれたのは16世紀頃なんだそうです。

 

インド南部などで使われているタミル語の「kari(カリ)」(ソースや汁という意味)が英語圏に伝わった際に、訛って「curry(カリー→カレー)」になったようです。

 

では市販のカレールーは「何カレー?」なのか。

 

前述のように、もともと日本にはイギリスから入ってきた「カレー」が日本のカレーの礎となっています。

 

明治時代に日本海軍に伝わったのが始めです。

 

その小麦粉を使った「ルー」でとろみを付けたものに、香辛料を調合した「カレーパウダー」を合わせた物が市販の「カレールー」になると思います。

 

なので、市販の「カレールー」をフランス料理の出し汁で作れば「欧風カレー」かもしれませんが、わざわざそこまでしません。

 

普通は水であったり、よくてもチキンブイヨンくらいですかねえ。

 

入れるお肉からも出汁は多少出ますしね。

 

これは「イギリスカレー」「英風カレー」になるのかなあ・・・?

 

というか「日本風カレー」かもしれませんね。

 

カレーの話しはこれくらいでは終わらないので、今回はこのあたりで終わりにしますね。

 

と言うことで話しは始めに戻りまして、サリューでは小麦粉とカレーパウダーや、その他香辛料を調合して「カレールー」を作っています。

 

 

出汁は鶏と牛肉、香味野菜などから取ったものを使っています。

 

ということから、「欧風カレー」と謳っています。

 

もちろん「ボンディ」のカレーも食べましたよ。

 

コクと旨味がスゴく、さすがに「元祖欧風カレー」という美味しさでした。

 

うちのはそれに比べると「あっさり目かな」と思います。

 

出汁のとり方が違うと思います。

 

ということで、カレーは奥が深すぎてサリューのカレーも改良の余地がまだまだありますね。

 

 

最後に「市制50周年記念事業 50たかはま元気応援キャンペーン」の記事が中日新聞に載っていましたね。

 

まだまだ知らない方も多い印象です。

 

高浜市内の飲食店等で「のぼり」が立っているお店が参加店になりますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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