高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

Read Article

桜の塩漬けといえば?

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

桜の開花日が発表されています。

 

名古屋は開花日が3月18日、満開日が3月28日の予想です。

 

楽しみですね。

 

桜は見るだけではなく、その花や葉を「塩漬け」にすることで、また違う楽しみもできます。

 

この季節になると和菓子屋さんの店頭には「桜餅」が並びますね。

 

みなさんは「桜餅」はお好きですか?

 

僕は大好きです!

 

この桜餅には大きく分けて2種類あります。

 

関東風の「長命寺」(ちょうめいじ)と、関西風の「道明寺」(どうみょうじ)です。

 

長命寺は、小麦粉などで生地を焼いた皮で餡を巻いた、クレープ状のお餅です。

 

道明寺は、道明寺粉という、餅米を蒸して乾燥させ粗挽きしたもので皮を作り餡を包んだ、饅頭状のお餅です。

 

どちらも外側が桜の葉の塩漬けで包まれています。

 

あの少しある塩気と、お餅のマリア〜ジュ(すいません気取ってしまいました・・・)が何ともいえませんね。

 

そしてあの葉の香りが何ともいえずいいですね。

 

「どちらの桜餅が好きか?」

 

「葉っぱは食べるか、食べないか?」

 

などで意見が分かれるところですね。

 

そんな話しをするのも楽しいですけどね。

 

この桜の「葉」の塩漬けには、柔らかくて毛の少ない「大島桜」が主に使われているそうです。

 

そして全国で使用される桜餅の葉の約7割が伊豆の松崎町で生産されています。

 

「松崎町」って実は何度か行ったことがあるところで、そこが桜の葉の生産地だとは知りませんでした。

 

桜の葉を塩漬けにすることで「クマリン」という芳香成分が生まれ、独特の風味を醸し出します。

 

生の葉にはその独特の香りはありません。

 

ちなみに「長命寺」の発案者が創業した和菓子店の桜餅は、香りが餅に移っているので、葉を外して食べるのがオススメだそうです。

 

僕は「もったいない主義者」なので、桜の葉もありがたくいただいています。(葉っぱも大好きです)

 

また「桜の花」も塩漬けにされますね。

 

これには5部咲き程度の八重桜の晩生種・関山を用いて、毎年4月中旬頃から加工しているそうです。

 

神奈川県秦野市千村で全国の約8割を生産しているそうです。

 

よく知られているのは、塩漬けの花を湯のみに入れてお湯を差した「桜湯」ですね。

 

桜の季節やお祝い事の時に出されますね。

 

あとはお吸い物やご飯に入れたりします。

 

そして有名なのは「桜あんぱん」ですね。

 

「木村屋総本店」の代表的なパンですね。

 

銀座のど真ん中に本店があります。

 

銀座に行かれたことがある方は、きっと足を踏み入れてしまったことと思います。

 

あ〜桜餅も桜あんぱんも食べたくなってきたなあ・・・

 

つい先日「いがまんじゅう」食べたばかりなんだけどなあ・・・

 

 

お店にも春らしい生け花が飾られています。

 

 

「桃」「菜花」「スイートピー」「菊」です。

 

玄関にも可愛らしいお花が生けてありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Return Top