みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
ワインの栓といったら『コルク』というイメージが強いですよね。
ソムリエが格好よくスマートにというか、仰々しくというか・・・
ソムリエナイフを取り出しコルク栓を抜くという『儀式』がより高級感を演出します。
なんだかそのコルク栓を抜き、抜いたコルクを鼻に近づけ、ワイングラスにワインを少しだけ注いでテイスティング・・・
そんなところだけが取りざたされることが多いです。
ソムリエはそれが全ての仕事ではないんですがね・・・
それはいいとして、特に高価なワインには必ずと言っていいほど『コルク栓』が使われています。
「ワインはコルクで息をしている」
なんて言われたりしますね。
「寝かせておいて常にコルクにワインを湿らせておく」
なんて言われたりもします。
みなさん、ワインと言うとどんなイメージですか?
『ワイン』=『コルク栓』
そんな方が多いのではないでしょうか?
最近では金属製の『スクリューキャップ』も多くなってきています。
そんな『スクリューキャップ』を見ると、
「これでいいの?」
なんて思われる方も多いのではないでしょうか?
でも、そうして使われているということは、問題は無さそうですね。
それでは、
「ワインの栓に、いまだにコルクが使われているのはどうしてなのか?」
という質問をすると、
「密封性がいいから」「酸化しないから」「程よく外気と触れるため」「抜いた時にポン!といい音をさせるため」
などという答えが返ってきます。
そもそもなぜ『コルク栓』が使われるようになったのか?
ワインは保存するために何かで栓をする必要があります。
昔は木片だったそうです。
しかしそこからワインが劣化したりします。
何かいい素材はないかと探していたとき、ちょうど地中海のあたりにはコルク樫の木がたくさん生えていました。
コルクは狭いところに押し込めば膨らんで密閉できます。
これが一番の決めてなんだそうです。
ワインの品質を長期間保つためには、空気を遮断する必要があります。
その点、コルクは空気も水もほとんど通さないという、まさに求めていた素材だったんです。
「あれ?最初に言ってたことと逆じゃないの?ワインは息をしているなんて言われているのは、間違いだったの?」
この続きは次回に・・・
お楽しみに!