みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
ランチの人気メニューの1つに『牡蠣のグラタン』があります。
色々な野菜と牡蠣をグラタンにしています。
お出しする時は焼いた状態なので、中身がわかりません。
野菜は8〜10種くらい使っています。
牡蠣は大粒が4つ入っています。
ベシャメルソース(ホワイトソース)と、最後にチーズをたっぷりとかけてから焼き上げます。
『グラタン』は、鍋にこびりついた「おこげ」や「焦げ目を付ける」という意味のフランス語です。
もともとは「かき取る」「ひっかく」という動詞「gratter」に由来します。
フランス南部、イタリアに近い「サヴォワ・ドーフィネ地方」で、失敗した焼き料理のおこげが美味しかったという偶然から『グラタン』が誕生したと言われています。
それが転じて19世紀以降、料理の表面に焦げ目を付ける調理法と出来上がった料理その物を、フランスで『グラタン』と呼ぶようになりました。
日本ではマカロニを使ったグラタンが主流ですが、もともとは、この調理法を用いた料理はすべて『グラタンなんです。
来週から、また気温がグッと下がるようです。
『グラタン』が恋しくなりますね。