高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

Read Article

『猫舌』って原因があるの?(その2)

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

前回は『猫舌』の原因は「舌の使い方」にあることまで話しました。

 

自分が猫舌だという人は、親も猫舌であることが多いそうです。

 

「じゃあ猫舌は遺伝するの?」

 

と思うかもしれませんが、猫舌かそうでないかは舌の使い方で決まります。

 

それではどうして親が猫舌なら、子も猫舌になることが多いのか?

 

それは、生まれてから熱いものを食べる機会が多い人は、それだけトレーニングの機会が多いので、猫舌にはなりにくくなるんだそうです。

 

親が猫舌の場合、子供も熱いものを食べる機会に恵まれません。

 

その結果熱いのもを食べるトレーニングを十分に積むことができないと考えられます。

 

ということは、『猫舌』は環境によって影響されると考えた方が自然ということになります。

 

フランスやイタリアなどのヨーロッパでは、料理に関しては「熱い」ものはあまり好まれず、どちらかというと「温かい」ものが多いです。

 

レストランに行っても、ほとんど「温かい」ものが出てきます。

 

日本のように「熱々」というものはほとんどありません。

 

ヨーロッパの人たちは「熱い」ものを食べ慣れていません。

 

なので『猫舌』の人が多いと思います。

 

「スパゲッティは『すすらず』食べるのがマナー」

 

なんて言われます。

 

ヨーロッパの人達は『すする』ということができないからです。

 

テレビでイタリア人にスパゲッティを食べさせると、「ムシャムシャ」とすすらず食べますよね。

 

日本人が熱いみそ汁やうどん、そばなどの麺類を『すする』のは、熱々のものを適度に冷ますからです。

 

熱いものを食べ慣れている日本人は、やはり小さい頃からトレーニングされているんだと思うんです。

 

先に言ったように、熱いものを食べる機会に恵まれているということです。

 

だから「イタリア人の食べ方がマナーではなく、そうした食べ方しかできない」んだと僕は解釈しています。

 

もちろんきちんとした場所ではそういったマナーと言われることをしなければいけないと思いますが、美味しく食べればそれでいいのでは・・・とも思います。

 

もちろん最低限のマナーを守り、他人が不快に思うような食べ方はいけません。

 

早く今までのように、ワイワイと食べたり飲んだりできたらいいですね。

 

 

Return Top