みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
店頭に並ぶフルーツは、すっかり「秋」になりましたね。
「ぶどう」「梨」「桃」・・・
「栗は何になるのかなあ?」
そんなことを思いながら、
「栗きんとん食べたいなあ・・・」
なんてよだれを垂らしています。(笑)
さて、欧米では料理に「フルーツ」をよく使います。
日本料理ではほとんどありませんね。
中華料理は酢豚にパイナップルが入っていたりしますね。
でも僕はそれがあまり得意ではありません・・・
給食で、サラダにリンゴやミカン、レーズンなどが入っていると、
「え〜・・・なんで入れるんだろう・・・」
と思っていましたが、仕方なく食べていました。
それは今でもですね・・・
フレンチも然りです。
フルーツを使った料理で有名なのは
「鴨のロースト オレンジソース」
ですね。
フレンチでも古典的な有名な料理です。
料理にフルーツが入るのが得意ではない僕は、やはり、
「え!オレンジ使うの!」
そんな反応でした。
しかし、おそるおそる食べると、意外に美味しいんです。
「確かに美味しいけど・・・」
そう言う料理があり、美味しいのはわかりましたが、やはりフルーツが料理に使われるものをあえて食べることは少ないかなあ・・・
ポークにプラムや、鹿に黒スグリ(カシス)など、決まったフルーツを使う定番料理も多くあります。
パンやジャガイモなどが主食なので、合わせても違和感はありませんが、日本では主食がお米なので、なかなかフルーツを使った料理は合わないことが多いですね。
先に書いた「鴨のオレンジソース」で有名なのは、フランス・パリの「トゥール・ジャルダン」です。
お店で提供する鴨には番号が付けられていて、
「あなたは何番目の鴨です」
という証明書があるくらいです。
そこで有名な話が、あの「北大路魯山人」の逸話です。
出された鴨料理のソースが合わないと、持参したわさびを醤油で溶いて、鴨に付けて食べたという話しです。
そのソースは鴨の血を使ったソースです。
レバーが苦手な僕は、フルーツよりも「血」の方がダメですね・・・
今が旬のイチジクはフォアグラに合わせたりします。
どちらかと言うとドライイチジクをよく使いますね。