みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「アイドルタイム」という言葉を聞いたことがありますか?
飲食店などでよく使われる言葉です。
お客様の少ない時間帯のことを指します。
一般的にはランチとディナータイムの間を指すことが多いです。
この時間をクローズタイムにしているところが多いですね。
喫茶店やカフェは通し営業のところが多いので、一般的に「アイドルタイム」といわれる時間も忙しいお店もありますね。
実はこの言葉は飲食店だけではなくて、工場や生産現場でも使われることがあります。
材料や工程待ちなどで作業が止まる時間を指して、「無作業時間」「遊休時間」と呼ばれています。
その時間は数秒から数分のこともあります。
その逆で、飲食店でのランチタイム、ディナータイムの忙しい時間は「ピークタイム」になります。
「ピーク」というのは、「頂点」や「頂上」という意味ですね。
それでは「アイドル」という言葉の意味は何かといえば、英語の「idle」からきています。
「仕事がない」「動いていない」「遊んでいる」などという意味です。
そこから「仕事が忙しく無い時間や動きたくても動けない時間」を 「アイドルタイム」と呼ぶようになったと考えられているそうです。
みなさんは「アイドリング」という言葉を知っていると思います。
車が動いていない状態でエンジンがかかっている時に使いますね。
この言葉も「idle」(アイドル)が語源なんです。
同じ「アイドル」でも、みなさんがよく知っている、歌って踊る「アイドル」は英語で「idol」です。
なお、「アイドルタイム」の「アイドル」は、キャーキャーと黄色い声援を浴びるあの「アイドル」とは違いますのであしからず・・・