みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
お店の玄関前には「ローズマリー」が花を咲かせています。
紫色の可愛い花で、ミツバチが花のまわりをブンブンいって飛んでいます。
今では「ローズマリーの森」のようになっていますが、もともとは開店祝にいただいた鉢植えでした。
ローズマリーの下は本当は駐車場なんですが、大きくなり過ぎて、一台分止められなくなってしまいました。(笑)
このローズマリーは特徴のある香りで、強く、刺激的ですね。
生えていても、軽く香りはしますが、ちょっと触っただけで、その香りはしばらく消えずに手についてしまいます。
針みたいな葉を、一本つまんだだけで、すごいことになってしまいますので注意してください。
僕は嫌いじゃないのでいいんですが、香りに敏感な方はダメかもしれませんね・・・
香りが強いだけに、昔から「臭み消し」として料理にもよく使われています。
お肉や魚はもちろん、ジャガイモと相性がいいですね。
ハーブティーにももちろん使われます。
僕はチキンの料理によく使っています。
ローズマリーとニンニクを使ったチキンソテーはシンプルながら、それぞれがとてもよく合い美味しいですよ。
ローズマリーは地中海沿岸の原産で、いまでは世界中で栽培されています。
歴史は古く、古代エジプト時代からあったようです。
その時代のお墓から、ローズマリーの枝が見つかっています。
古代ギリシャでは、神に捧げる植物として重んじられていたようです。
僕の母親が、このローズマリーを仏壇やお墓に飾っているので、
「なんだかいいのかなあ?仏壇が洋風になってるなあ」
なんて思っていましたが、あながち間違ってはいなかったようですね。(笑)
ローズマリーには色々な効能や効果があることはよく知られています。
いくつか紹介しますと、
・記憶力や集中力を高める
・血管を強くし、血行を促し、消化機能を高めることで新陳代謝を促進させる
・細胞の老化を防止する抗酸化作用がある
・頭皮の血行を良くし、育毛に効果
・抗菌・抗ウイルス作用がある
・防虫効果
など本当に色々な効能や効果があります。
「ローズマリーの花」はヨーロッパでは神秘的な力をもつとされ、祝福や葬儀の場など冠婚葬祭に欠かせない植物として知られているんですよ。