みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「5番行ってきます」
「1番行ってきます」
ホテル時代にコーヒーショップのサービスの女の子達は、こんな隠語を使っていました。
何かといえば、食事や休憩、トイレなどに「数字」を当てはめていました。
これは、色々な業界でそれぞれ隠語があるようですが、「数字」を使うのはポピュラーのようですね。
特にサービス業では、お客様相手の仕事も多く、その前で
「休憩行ってきま〜す」
なんて言えませんからね。
この中でも「トイレ」に関して言えば、昔から色々な言い方があります。
一般的なものでいえば
「お手洗い」「化粧室」「お化粧直し」「用足し」
などがありますね。
「お手洗い」は、トイレの後で必ず手を清めなさいという意味で、御手洗(みたらい)と呼ばれていたものが、その後変化して現在の「お手洗い」になったそうです。
「用を足す」は、用事を済ませたりトイレに行ったりして「満足な状態にする」ことを「足す」と言うことからきているようです。
ちょっと古い言い方では、「雪隠(せっちん)」「厠(かわや)」なんて言い方をしますね。
「雪隠」とは中国からやってきた言葉で、トイレを綺麗にしていた和尚さん「雪ちょう重顕(せっちょうじゅうけん)」の名前が由来とされています。
このお坊さんは、他の人に知られないようによくトイレの掃除をしていました。
そんなところから、便所のことを「雪ちょうさん」の隠れているところ、「雪隠」と呼ぶようになったそうです。
また「厠」は「古事記」の中の「川屋」から来ているという説が有力で、奈良時代から使われている言葉といわれています。
話ははじめに戻りますと、「トイレに行く」という言葉の言い換えとして、昔からよく使われている暗喩があります。
「お花摘みにいく」という言葉です。
聞いたことありますか?
実はこの言葉、女性だけが使う言葉で、元々は登山用語なんです。
花を摘んでいる姿が似ているからなんだそうです・・・
それでは男性も何か言い方はあるんでしょうか?
もちろんありますよ!
「キジ撃ち」と言います。
用を足す姿が「キジを撃つ」時の格好に似ていることからなんだそうです。
キジを撃ったことはありませんが、キジを撃っているのは見たことがあるんですが、似てるのかなあ・・・?なんて思いました。(笑)
この他、シャレた言い方があるので紹介します。
「横浜に行く」
「え?どうして?」ですよね。
これは、横浜市の電話の市外局番が「045」だからなんです。
「0・お 4・しっ 5・こ」・・・
なんともシャレてますが、逆に言うと、そんな市外局番の横浜市・・・
もうひとつ、これは本当に洒落が効いています!
「レコーディングに行く」
わかりますか?
「レコーディング」=「音」を「入れる」
「音入れ」=「おトイレ」
なんとも洒落が効いていると思いませんか?
知らないと、「え?何言ってんの?」ってなりますけど、意味が分かると「なるほど!」ってなりますよね。
みなさんは「トイレ」に関して変わった言い方を知ってますか?