高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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「そら豆」はどちらが好きですか? サヤの中はどうなってるの?

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

「そら豆」を目にするようになりました。

 

今が旬です。

 

早くは九州産が12月頃から出回ってきます。

 

全国的には4月から5月頃が出荷の最盛期です。

 

7月頃まで店頭に並んでいます。

 

その「そら豆」なんですが、収穫時期によって食感や性質が変わります。

 

収穫時期の早いそら豆は、糖分や水分の多いみずみずしい豆です。

 

サヤは鮮やかな緑色をしています。

 

中のそら豆は、「お歯黒」と呼ばれる豆の爪の部分の色は、まだ緑色か少しくすんだ色になっています。

 

この時は、サクサクした食感と言ったらいいでしょうか。

 

どちらかというと、あまり「豆感」は感じられないかもしれません。

 

フレッシュ感というか、少し青臭い感じがするかもしれませんね。

 

段々時期が終わりに近づいてくると、サヤ自体が色あせて茶色っぽくなり、「お歯黒」はその名の通り「黒く」なります。

 

そら豆は発芽のために、「糖分」が「デンプン」に変わり、ホクホクした食感になります。

 

ジャガイモのようにホクホク感が出て、「豆感」が出てきますね。

 

そんな「そら豆」には長い歴史があります。

 

なんと!紀元前5000年頃のスイスの遺跡から種子が発見されています。

 

エジプトのピラミッドやトロイの遺跡などでも、そら豆の化石が見つかっているんです。

 

そして約2000年前には中国へ伝わり、8世紀に日本へ渡来したと考えられています。

 

「そら豆」のサヤを割ってみると、中は「真っ白なフワフワした綿のようなもの」があり、それにそら豆は包まれるように収まっています。

 

そんなワタの部分がそら豆を守っているんです。

 

まわりの条件の変化に弱い若いそら豆を包み込んで、寒さや乾燥から守っています。

 

その他にも、「栄養を蓄える貯蔵庫」としての大切な役割を担っています。

 

葉や根から送られてきた養分は一度、サヤの中のワタに蓄えられます。

 

そして、そら豆の成長に合わせて、栄養を送りこんでいきます。

 

このワタは、そら豆の養分の一時的な貯蔵庫としての役割も果たしているんです。

 

このワタの部分は、見れば見るほど不思議なものを見ているようですよ。

 

 

 

 

 

 

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