みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

この時期に直径１センチくらいの真っ赤な小さな実をつける「ユスラウメ」という植物を知っていますか？

 

桜の花が咲く頃に、同じように花を咲かせます。

 

ちょうど梅の花と同じような花です。

 

緑の葉の色と対照的な真っ赤な実が目立ちます。

 

実は生で食べられます。

 

ほんのり甘く、ほんのり酸味もあり、ちょっと青臭い感じで、中に小さな種が１つあります。

 

味の薄いサクランボみたいな感じですかねえ・・・

 

もしかすると、もっと甘くなるかもしれませんが、僕の食べたものはそんな印象でした。

 

ジャムや果実酒、またはゼリーなんかにするといいかもしれません。

 

中国原産で、日本には江戸時代の初期にはすでに栽培されていたそうです。

 

当時は「桜桃」と呼ばれていましたが、明治時代になってサクランボとの混同を防ぐために「朱桜」（ユスラウメ）と呼ばれるようになりました。

 

よく似た近縁種に「ニワウメ」というものがあります。

 

「ユスラウメ」は若い枝や葉は柔毛で覆われていますが、「ニワウメ」の葉には毛がありません。

 

食べるのもいいですし、観賞用にもいいですね。

 

でも、この真っ赤な実を見つけた鳥が、突っつきにくるかもしれませんが・・・