みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
7月30日は「夏の土用の丑の日」でしたね。
みなさんは「うなぎ」は食べましたか?
「うなぎ」と似ているようで、全く違うのが「穴子」です。
「うなぎ」は淡水域に生息していますが、穴子は海水域です。
「穴子」は「うなぎ」と同じように、年間を通して流通されていますが、一般的な穴子の旬は6〜8月といわれています。
この時期の穴子は、
「梅雨穴子」「夏穴子」
と呼ばれて、脂が少なく淡白でさっぱりとした味わいが特徴です。
一般的には、魚の旬は、脂の一番乗っている時期を指すことが多いですが、穴子は淡白な味わいが好まれることが多いので、脂の乗らない夏が旬とされている珍しい魚なんです。
「梅雨穴子」と呼ばれる6月に獲れる穴子は、雨による増水で流れてきた、栄養分の豊富なエサを食べているので、特に美味しいとされています。
あっさりしていることから、天ぷらにするのが好まれています。
そして、
「穴子には1年に2回旬がある」
と言われています。
そのもう1つが脂の乗っている「冬」ですね。
10月から12月頃になります。
これは他の魚同様、春に産卵を控え、栄養を蓄えているために脂が乗ってくるんです。
夏のあっさりした穴子に比べて脂が乗っているので、こちらの方が好きだという人も多いですね。
煮穴子にすると、とても美味しいですね。
僕は、天ぷらもいいですが、やはり「煮穴子」の方がいいかなあ〜!
穴子は「島根」「東京湾」「明石」などが有名ですが、「愛知」も穴子の産地ですよ!
「うなぎ」もいいけど「穴子」もね!
たまには「穴子」でも、いかがですか?