みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
2023年10月8日(日曜日)に、吉浜地下(しも)地区にある神明社の秋の大祭が行われました。
僕も少しながらお手伝いとして参加させてもらいました。
当日は朝早くから関係者のみなさんが、このお祭りのために動いていました。
もちろん当日だけではなく、何日も前から色々と準備を重ねての当日です。
吉浜地区には、上(かみ)地区と下(しも)地区があり、それぞれ八幡社と神明社でお祭りが行われます。
どちらも歴史ある行事である「駆け馬」と「射放弓」が行われます。
駆け馬に関しては、先日行われた高浜春日大社の「おまんと祭り」での出来事もあり、かなり神経質になっていました。
急遽、関係者が集められて説明会があったようです。
関係者には注意事項の周知徹底を行い、くれぐれも事故の無いようにと伝えられました。
もちろん「お祭り」ですから、参加するみなさん、関係者にとっても楽しい行事となるように勤めるということが基本ですが、その中でも今まで以上に注意を払って行われました。
また、高浜市でもここ吉浜地区の八幡社・神明社でしか行われない「射放弓」があります。
この「射放弓」は、実は「駆け馬」より歴史が古く、約360年も前から続く「お弓奉納の儀」なんです。
裃(かみしも)に大小の刀を差した武者姿の若者が厳しい作法にのっとり、東西へ白羽の矢を放ちます。
この矢は昔から「魔除けの矢」として、みんなが競って拾い合います。
運良く手に入れた人は、「破魔矢」として家に飾ります。
当日は朝、町内を巫女さんやチャラボコ太鼓、神馬をはじめとする何頭もの馬達、山車(子供が引く小さいもの)などと共に、関係者達がねり歩きます。
そしてお宮の境内に入り、そこから「駆け馬」「射放弓」「巫女さんの舞」などが始まります。
午後からはあいにくに雨となり、早めの終了となりましたが・・・
参加して思うのは、本当に町内の多くのみなさんが携わって行われていること。
またみなさんの協力がなければ、このお祭りは成り立たないんだということ。
こうして昔から町内で協力して行われてきたお祭りということを肌で感じました。
そして何よりも「人とのつながり」を感じました。
同じ町内の近所に住んでいても、初めて顔を会わせる人がたくさんいますし、このお祭りを通して知り合う方がたくさんいます。
普段の生活では、たとえ町内の方であっても、なかなか知り合うことはありませんから・・
お祭りに参加したことで、ちょっとは町に貢献できたかな・・・