みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
夏にくらべると、冬は塩分の多い料理を取りがちになりますね。
健康のためにも塩分を取り過ぎるのは良くないことはみなさんもよく知ってますよね。
「減塩」「塩分控えめ」という商品も多く、また人気でもあります。
そうとはわかっていても、寒い時期には塩分を取り過ぎてしまうことが多いと思います。
「どうして冬になると塩分を多く取ってしまうのか?」
これらにはいくつかの原因があります。
寒くなると、体温を維持するためにエネルギーを消費しやすくなります。
そのために多くの人は冬季に食欲が増す傾向にあります。
食欲が増すと塩辛い食べ物や体力をつけるための重い料理が好まれます。
これらの食品には通常、多くの塩分が含まれています。
これが、冬になると塩分を多く取ってしまう理由のひとつになります。
また、この時期は、塩漬けの食べ物や、汁もの、スープなど比較的塩分の多く含む食品を取る傾向にあることも理由のひとつです。
寒い環境では体を温めるために代謝が活発になります。
塩分は体の水分バランスを調整し、体温を維持するために役立つため、無意識のうちに塩分摂取量が増えることも理由のひとつです。
そして、冬は寒さで口の中が乾燥し、唾液が出づらくなります。
そのため、味覚感度が下がり、濃い味を求める傾向にあるんです。
これも理由のひとつです。
それから、寒くなると汗をかかなくなり、塩分が排出されにくくなるため、塩分過多になることもあります。
それでは、そもそも塩分の取り過ぎはなぜいけないのか?・・・
体内では、水分と塩分が一定の濃度で保たれています。
しかし、塩分を過剰に摂取すると、塩分濃度のバランスを保つために体内に水分が溜まります。
これにより血液量が増加し、血管にかかる圧力が増すことで高血圧のリスクが高まるんです。
高血圧は、言わずと知れた生活習慣病の原因となることも知られていますね。
寒い時は、つい味の濃いものを食べがちですが、気をつけたいですね・・・(汗)