みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
前回、
「おせち料理は縁起の良い食べ物が詰まっている」
ということを書きました。
これから、入学試験等が多くなってくるので、勝利や開運を願う食べ物をいくつか紹介したいと思います。
最近では、「キットカット」が「きっと勝つ」にかけたり、「カール」が「受かーる」としたり、色々な商品が「必勝・合格」にかけたりしていますね。
昔から、こうした「言葉」から連想される縁起の良い食べ物がたくさんあります。
・「おにぎり」
「おむすび」と呼ぶこともあり、これが「お結び」と書けることから、
「良縁が結ばれる」「良い結果に結びつく」「努力が実を結ぶ」
など、学業や仕事に関して縁起が良いとされています。
特に三角形のおむすびは、頂点に神が宿ると信じられていたことから俵型よりさらに縁起が良いとされているそうです。
・「カツ丼・とんかつ」
言わずと知れた「勝つ」の語呂合わせです。
豚肉にはビタミンB1が豊富で、疲労回復などの効果が期待できます。
揚げ物なので、胃腸に負担がかかるということで、試験当日には避けた方がいいかもしれませんね。
・「とり天」
「取り点(=点を取る)」の語呂合わせです。
鶏そのものも「幸せや運気を”とり”こむ」という語呂合わせと、日本神話では「神の使い」とされていることから縁起が良い鳥と言われています。
熱田神宮にも放し飼いの鶏がいて、会うことができると縁起が良いと言われていますね。
・出世魚(ブリ・ボラ・サワラ)
ブリをはじめ、大きくなるにつれて名前の変わる出世魚は「立身出世」の願いが込められています。
・カツオ
「勝つ男」と書けることから、昔は大事な勝負事を控える男性が食べると縁起が良いとされていました。
また、鰹節は「勝男武士」とも書けるので、戦前の武士に好まれていたようです。
・ウインナー
英語の「勝者(winner)」に音が似ていることから、勝負事に良いとされるようになりました。
また、健康や幸運を願う食べ物として、
「春の七草」「”ん”のつく食べ物」「そば」「タイ」「タケノコ」「恵方巻き」
などがあります。
また、伊予柑は「良い予感」、「タコ」は「多幸」の加え、近年では「オクトパス(=置くとパス)」という英語の語呂合わせからというものもあります。
僕は受験前に「カツカレー」を食べて挑みましたが、全くの実力不足で残念な結果となりました。
食べ物に頼った自分に反省しました・・・
ちゃんと勉強しましょうね。
縁起物はその後で・・・