みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
結構雪が降りましたね。
営業中に外に出てみると、風もあり、寒いというより冷たい・・・
雪が降ると、なんとなくウキウキしてしまうのはなぜでしょうか・・・?
そんな雪を見て、
「そういえば、美味しい日本酒は雪国に多いなあ」
と思いました。
これにはどうやら訳があるようです。
日本全国、もちろん雪国ではなくても美味しい日本酒はあります。
愛知県にも美味しい日本酒はありますね。
しかし、どちらかと言えば寒い方が日本酒作りの環境にはより良いそうです。
雪の季節は微生物のコントロールをしやすく、空気も澄んでいるため、品質の高い日本酒造りに適しています。
また、雪に覆われた蔵は自然の冷蔵庫として機能し、お酒の保管に最適な環境なんです。
加えて、雪解けの水が豊富にあるため、日本酒造りに必要な清らかな水も得ることができます。
日本酒の多くは12月〜3月の寒い冬の時期に醸造します。
聞いたことがあると思いますが、これを「寒造り(かんづくり)」といいます。
元々は年間を通じて造られていたことから、冬場に造ることをこう言って区別していたようです。
お米の収穫時期が秋から始まることも、寒い冬の時期に日本酒造りをすることに適しているんです。
やはり、冬は雪が降って寒くないといけないようです。
実は「雪」も日本酒造りに一役買っていたんですね。