みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
韓国は、音楽、映画、ドラマに限らず、旅行先としても人気がありますね。
お隣の国ですが、言葉も文字も違えば、食べ物も全くとはいいませんが、かなり違いますね。
今ではだいぶ韓国料理も日本に浸透してきました。
特にスイーツは新しいものが次々に日本にも入ってきて、若者に人気になることが多いです。
そんな韓国は、ドラマを見ていても吐く息が真っ白になっていたり、役者さんの鼻の頭が赤くなっていたりして、めちゃくちゃ寒そうですよね。
首都ソウルの緯度は日本の新潟と同じくらいですが、北海道以上に寒そうに見えます・・・
これは韓国が大陸の一部だからなんです。
シベリアから冷えきった空気が大陸を伝って直接流れ込みます。
日本ではシベリアからの冷気が日本海の対馬暖流を経由することで暖められるため、同じ緯度に位置する日本の地域は、韓国より寒くないんです。
ちなみにソウルは12月から2月は、平均気温が氷点下になります。
最高気温でも0度以下のことも多く、特に寒い日はマイナス10度までまで下がることもあるそうです。
そんな韓国の冬の定番料理はいくつかあるようですが、日本でも馴染みのあるものをいくつか紹介していきます。
・センテタンとテグタン(辛いタラ鍋)
日本でもタラを鍋にすることが多いですが、あっさりとしたものが多いです。
ところが韓国では、唐辛子やニンニクをたっぷり入れて食べるものがほとんどです。
韓国語でタラは「テグ」、真っ赤なタラ鍋のことを「テグタン」といいます。
また生のスケソウダラを使ったものを「センテタン」といい、ニンニクの効いた熱々のスープは、タラのダシも出ていて冬の定番鍋として人気があるそうです。
・カムジャタン(豚背骨肉とジャガイモの辛い鍋)
豚の背の部分を煮込んだスープに、エゴマとゴマの葉、ジャガイモをたっぷり入れて唐辛子で辛くした鍋は、値段もリーズナブルで冬の庶民の強い味方です。
・キムチチゲ(キムチ鍋)
年中楽しまれている家庭料理の定番です。
日本でも、キムチチゲは人気ですね。
韓国では、冬の始めにその冬に食べるキムチを一斉につける習慣があるそうです。
その他にも、「韓国式餃子のスープ」「干しスケソウダラ料理」「牡蠣料理」「ふぐ料理」「カニ料理」「アンコウと豆もやしの辛い蒸し煮」などたくさんの定番料理があります。
魚を使った鍋物が多いようですね。
それから冬に美味しいスイーツの定番といわれているのが「ホットク」なんです。
日本ではチーズが入ったものが人気になりましたが、韓国では小麦粉ベースの生地の中にナッツやシナモンの入った密を詰めて平たく焼き、熱々を食べるそうです。
主に屋台で売られていて、寒い冬の季節に熱々を食べるのが冬の風物詩でもあるそうです。
韓国というといまだに「チョナンカン」を思い出してしまいます・・・