みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「じょじょ切り(きり)」
これは一体なんでしょう?
ちなみにジョジョの奇妙な冒険とは関係ありません・・・(笑)
もしかするとご存知の方もいるかもしれませんね。
じょじょきりとは、渥美半島を中心とする東三河地域に伝わる伝統料理です。
伝統料理でも、どちらかというと「おやつ」になります。
材料は、「小麦粉」「小豆」「砂糖」とシンプルなものです。
見た目は、小豆汁をかけたきしめん(うどん)のようなものです。
農業が盛んな渥美半島の農家に明治時代から伝わる料理です。
別称は「伊良湖汁粉」とも呼ばれます。
うどん状の麺を、砂糖で甘くした汁で煮て食べます。
小麦粉で練った細いうどん状の麺のかたちが、ドジョウに似ていることから「じょじょ切り(じょじょはドジョウのこと)」と呼ばれるようになったといわれています。
農作業の合間のおやつ代わりに食べられていたため、疲れを取るために甘くするようになったようです。
また、農上がり(田植えや稲刈りなど、農作業における節目)にも食べられていました。
いまでは、喫茶店のメニューになっていたり、学校給食などでも取り入れているそうです。
東三河でも一部の高齢者しか存在を知らなかったそうで、そういった人達から作り方を聞いて再現し、地元のお祭りなどでふるまうなど、料理の継承に努めているそうです。
僕自身、そうした素朴なおやつが大好きなので、愛知と言わず全国に伝わるおやつを食べてみたいですね。
僕は小さい頃、「おやつ」というものは特に用意されていた記憶はありませんが、畑で獲れたものが茹でられてザルに入っておいてあることはよくありましたね。
超シンプルなおやつ、「ゆでただけ」のサツマイモです。
サツマイモが大好きなので、これでも十分ですが・・・(笑)