みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
もうすぐ桃の節句(ひな祭り)ですね。
桃の節句といって想像するものは色々あると思いますが、僕は和菓子が大好きなので、どうしてもお菓子を想像してしまいます・・・(笑)
ひな祭り=いがまんじゅう
柔らかなお饅頭の上に、ピンクや黄色、黄緑色のもち米がのっている姿を思い浮かべてしまいます・・・
和菓子屋さんはもちろん、スーパーや産直などでも見かけますし、給食にも出てきましたね。(現在はわかりませんが)
しかしながらこのお菓子は三河地方の限られた地域でだけ食べられているそうなんです!
数年前これを知った時はビックリしました。
「そんなに狭い地域だけのものだったの!」
子どもの頃はもちろん全国でも食べられていると思っていたし、大人になって県外へ出たときには他の地域で「いがまんじゅう」が売ってなかったことにも驚きましたし、せめて東海地方で食べられているんだろうと思っていましたが、なんとこの地方だけのお菓子だったとは・・・
「いがまんじゅう」というお菓子は全国の他の地域にもありますし、似たようなものが違う名前であったりします。
「いがまんじゅう」と調べると、饅頭の周りに赤飯をまぶした埼玉県北部に伝わる和菓子の方が一般的なようですが、僕の中ではこの地方の「いがまんじゅう」の方が絶対美味しい!と思っています。
が・・・赤飯も大好きなので、埼玉県の「いがまんじゅう」も美味しそう・・・食べてみたい・・・(笑)
「いがまんじゅう」の起源は諸説あります。
「三重県伊賀市から渡ってきた」
「上にのっているもち米が栗のイガに似ている」
「稲の花(いが)に見立てて豊作祈願とした」
などなどがあります。
しかしながら、
桃の節句=いがまんじゅう
となった由来は未だ明らかになっていないそうです。
きっと色々な願いが込められたお菓子なんでしょうね。
「いがまんじゅう」は桃の節句だけでなく一年中あってもいいお菓子です!!(笑)