みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
魚偏に春と書いて何と読むか?
俳句でも春の季語として登場する魚なんです。
答えは
サワラ(鰆)です。
大きいものは1m以上になります。
そのわりに頭は小さいです。
出世魚でもあり、サゴシ(サゴチ)・ナギ・サワラと成長によって名前が変わります。
4月から6月ごろに産卵に向けて瀬戸内海に集まり、春に多く獲れることから「鰆」と漢字で表すようになったようです。
関東では産卵前の脂がのった「寒鰆」が好まれることか、冬の魚として知られています。
「サワラ」という読み方については、鰆の特徴である「狭い腹」に由来するといわれています。
30〜40センチのものを「サゴシ」と言いますが、これは「狭腰」からきているそうです。
鰆といえば「西京焼」など焼いて食べることが多いですが、瀬戸内海沿いの岡山県では、お寿司や刺身、たたき、煮物、また岡山の郷土料理である「ばら寿司」など、色々な食べ方をしています。
青魚なので足が早いので、本当に新鮮な物ではないと、刺身では食べられませんね。
みなさんも「鰆」を食べてみてくださいね。
焼いて、しょう油をかけて食べるシンプルな食べ方でも美味しいですよ。