みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
あっという間の4月が過ぎ、もう5月になってしまいました。
ジャガイモにも「5月」という意味を持つ品種があります。
「May Queen」5月の女王という名を持つ「メークイン」です。
「メイクイン」「メイクイーン」「メークイーン」などなど色々な表記がありますが、正しくは「メークイン」なんです。
日本語読みをすれば「メイクイーン」となりそうですが、「メークイン」なんです。
みなさんは「メークイン」の特徴はわかりますか?
見た目を簡単に言えば、「楕円形で表面がツルッとしている」と言ったらいいでしょうか。
「男爵」は表面がごつごつしているので、見比べればよくわかると思います。
この代表的な2種類のジャガイモの特徴を比較してみます。
・「メークイン」・・・「楕円形で表面がツルツル」「しっとり」「きめが細かい」「煮崩れしにくい」
・「男爵」・・・「表面がゴツゴツ」「ホクホクした食感」「煮崩れしやすい」
大きな特徴は以上のような感じになります。
「メークイン」は火を通しても崩れしにくいことから、煮物や炒め物、フライドポテトなどに使われます。
「男爵」は火を通すと崩れやすいことや、そのホクホク感から、コロッケやポテトサラダなどによく使われます。
ちなみに「メークイン」の原産地「イギリス」ですが、現在はほとんど作られていないそうですよ。