みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
みなさんはスーパーなどで「マグロ」を購入するときは、「何マグロ」なのかを気にしていますか?
スーパーなどで売られているマグロのほとんどは解凍されたものですが、最近では流通の発展により、「生」と表示されている冷凍されていない生のマグロが売られているのを目にすることも多くなりました。
「マグロ」といえば「本マグロ」といわれるくらい、マグロの中でも一番美味しいとされています。
「本マグロ」というのは「クロマグロ」のことです。
日本の食卓に供給されている主なマグロは5種類あります。
「クロマグロ」「ミナミマグロ」「メバチマグロ」「キハダマグロ」「ビンナガマグロ」になります。
しかしながら、その中でクロマグロの割合は14%になります。
「マグロ」=「本マグロ」というイメージなので、売っているマグロはすべて「本マグロ」と思いがちですが、ほとんどが違う種類のマグロになります。
しかも本マグロは高い!です。
それでは、いつも食べているマグロは「何マグロなのか?」
現在日本人の食卓にのぼるマグロのほとんどは、「キハダマグロ」と「メバチマグロ」です。
キハダマグロは38%、メバチマグロは28%とこの2種で約7割を占めているんです。
なので、
「マグロを食べた」
と聞けば、それはおよそ7割の確率で「キハダマグロ」か「メバチマグロ」だということになります。
もちろんこれらのマグロも十分美味しいですよ!
マグロの流通量の国産(養殖を含む)と輸入の割合は半分ずつくらいとなっています。
マグロの流通量の総計36.5万トンのうち国産の割合は18.2万トンです。
国産はこのうち「キハダマグロ」が44%とトップです。
次いでビンナガマグロが25%、メバチマグロが22%となっています。
ちなみに都道府県庁所在地別1世帯当たりのマグロの購入数量の1位は静岡市ですが、3位宇都宮市、5位前橋市、6位甲府市と、栃木、群馬、山梨などの「海なし県」が上位に来ているのも面白いですね。