みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
毎年この話題をしているような・・・(笑)
毎年わかった気になって、毎年忘れています。
「あれ?この花って菖蒲だったっけ?あやめだったけ?」
花も葉も同じような形をしているし、花の色もまた同じような色で、同じようなところに生えています。
もちろん花の咲く時期も似たような時期です。
なにしろ「あやめ」は「文目」とも書きますが、そもそもは「菖蒲」と書きます。
「菖蒲」って「しょうぶ」なの?「あやめ」なの?
となります。
まあそれくらい似ているということですね。
また有名なことわざもありますね。
「いずれ菖蒲(あやめ)か、杜若(かきつばた)」
「どちらも同じようで、区別がつけがたいこと」「優劣がつけ難く、一つを選ぶのに迷うこと」
という意味があります。
ことわざになるくらいですから、「菖蒲(しょうぶ)」「あやめ」「杜若(かきつばた)」はみな、かなり似ているということになりますね。
ちなみに「菖蒲(しょうぶ)」はショウブ科、「あやめ」「杜若(かきつばた)」はアヤメ科になります。(菖蒲の本種は旧来の分類体系では「サトイモ科」でしたが、近年のDNAを用いた研究の結果、「ショウブ科」として独立した科とされています)
それではこれらの見分け方は?
見分ける特徴として大きく分けて2つあります。
「花びらの外見(見た目)」と「咲く場所」です。
・「菖蒲(しょうぶ)」・・・花びらに黄色い筋が入っている。水際で咲いている。6月〜7月中旬
・「あやめ」・・・花びらに網目のような模様が入っている。陸地で咲いている。5月中旬〜下旬
・「杜若(かきつばた)」・・・花びらに白い筋が入っている。水中で咲いている。5月中旬
という違いがあります。
それではお店の裏手に咲いているのは・・・?
その網目模様から、「あやめ」ということですね!(笑)