みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
前回「新紙幣」について書きました。
紙幣に描かれている絵として一番に思い浮かべるのが「逆さ富士」です。
そんな上下反転して映り込んでいる様が有名なのは、日本では紙幣に描かれている「逆さ富士」ですが、世界的に有名なのは「ボリビアのウユニ塩湖」ですね。
地面に溜まった水に映り込む風景は、まさに絶景です。
テレビや雑誌等で見たことがある方も多いと思います。
先日、新聞にそんな上下逆さまに映る景色を撮った「リフレクション写真」のことが取り上げられていました。
「え!どうなってるの?」
見た瞬間は頭が混乱しますが、つい見入ってしまうほど不思議な感じですが、綺麗でもあります。
それを見て、
「撮ってみたいなあ」
と思いました。
何か簡単に手元にあるようなものでできないか?
そして撮った写真がこちらです。
そんなに上手く撮れてはいませんが、なんちゃってリフレクション写真になっています。
実はこれ、スマホの画面を利用しました。
スマホの画面に映った景色をスマホで撮る。(笑)
まるで鏡のようですね。
フランス料理においても、この「鏡」という言葉を使います。
「miroir」ミロワール
鏡を意味するフランス語です。
赤ワインをゆっくり煮詰めていくと、鏡のようにツヤツヤになってきます。
その状態を「ミロワール」と言います。
煮込み料理で赤ワインを使ったようなソースの色を補うのに使ったりします。
また、丸いクッキーで真ん中にチョコレートを流し込んだものや、ほかにも真ん中にジャムをぬったようなお菓子で、鏡のように見えるお菓子は「ミロワール」と呼ばれています。
日本でも、ブルボンから発売されている「チョコ&コーヒービスケット」がそんな感じですね。
まわりをチョコレートでコーティングされたようなお菓子も「ミロワールショコラ」みたいなネーミングになっていたりしますね。
お菓子やさんに行ったときに思い出して名前を見てくださいね。
もしかすると「ミロワール◯◯」というケーキがあるかもしれませんよ。