みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
前回、「食事の最初に野菜を食べると良い」ということを書きました。
その中に「血糖値」という言葉が出てきます。
みなさんもよく聞く言葉だと思います。
僕自身もよく聞く言葉ではありますが、恥ずかしながら「血糖値」については全くと言っていいほど知りませんでした。
「血糖値って何?」「血糖値ってそんなに大事なものなの?」
そのレベルです・・・
「そんなことも知らないのか!」
と言われそうですが、そんなことも知らないんです・・・
なので、もし「血糖値」について、まだあまり知らないという方がいましたら、同じような立場ですので、少しは血糖値についての理解も深まるかなあと思います。
ということで、医者でも看護師でもありませんが、「血糖値初心者」の僕が、少しばかりですが「血糖値」について基本的なことを説明したいと思います。
「血糖値」は自身の体の健康状態を知る上での重要な指標となります。
血糖値は変動します。
正常値があるので、それを基準として、高いか低いかがわかります。
よく知られているものでは、血糖値が高いことによって進行する「糖尿病」があります。
それでは「血糖値」とはそもそも何なのか?
「血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度」
になります。
食事のときに「ご飯」「パン」「麺」などの炭水化物を食べます。
炭水化物である糖分は、体の中で消化吸収されて、ブドウ糖(グルコース)になります。
これが血液中に入って体のエネルギーになります。
その血液中のグルコースの濃度が「血糖値」となります。
なので、食事の前と後では「血糖値」は変わります。
健康な人は、「血糖値」は一定の幅で変化しますが、糖尿病の人はその振れ幅が大きくなって、異常な高血糖になることがあります。
健康な人は、食事後に「血糖値」が上昇しても、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、「血糖値」が過剰に上がり過ぎることがありません。
そして、食事が終わってから2時間程度過ぎると、「血糖値」は空腹時の値にに戻ります。
しかし、糖尿病の人は、このインスリンの反応が悪かったりして、食後2時間経過しても「血糖値」が下がらない状態が続きます。
「血糖値」が上昇し過ぎると、細胞から有害な活性酸素が発生して、最終的には血管の動脈硬化を進行させます。
その結果、血管の壁が壊れて切れたり、詰まりやすくなったりするんです。
食後に急激に「血糖値」が上がらないようにするには、ゆっくりと糖質が吸収されることが望ましいです。
ゆっくりと吸収されることで、「血糖値」の上昇もゆっくりとなり、上がり過ぎることが無くなります。
ということから、糖質がゆっくりと吸収される食材を選んで食べることで、急激な「血糖値」の上昇を避けることができます。
逆に「血糖値」が低いことも良くないです。
低過ぎると、交感神経が刺激されるような症状が出てきます。
例えば、動悸、冷や汗、指が震えたり、気持ちが悪くなったりします。
「血糖値」が高い場合は、初期段階では自覚症状がありません。
しかし、「血糖値」が高い状態が続くと血管へのダメージが大きくなり、最終的には、脳や心臓などの血管に悪い影響が出る可能性が上がります。
ということからも、「血糖値」の異常があれば早めに対処した方が良いと言えます。
僕自身もそんなに若くありませんから、もう少し「血糖値」を気にした方が良さそうですね・・・(汗)