みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
近頃気になっているのが、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」です。
ベトナム料理店のほかにも、最近では専門店も増えてきています。
それでは「バインミー」とはどんなサンドイッチなのか?
バインミーに使うパンはフランスパン(バゲット)です。
そのフランスパンにレバーペースト、なます、タマネギ、パクチー、鶏肉やハムなどの具を挟んで食べます。
「バインミー」は本来ベトナム語で「パン」という意味です。
そのパンに具材を挟んだバインミーサンドイッチが略されて「バインミー」と呼ばれるようになりました。
ちなみにベトナムで「パン」というと「フランスパン」のことなんです。
「ベトナムは東南アジアなのに、なんでフランスパン?」
と思いませんか?
その理由は、もともとベトナムはフランスの植民地だったことに由来します。
また、現在でもフランスはベトナムにとって第4位の輸出先であり、第2位の外国直接投資国となっています。
毎年フラン政府は、ベトナムと文化協力活動などに約500万ユーロ(現時点での換算額で約8億5千万円)を拠出していたりします。
そんなこともあり、昔からベトナムのフランスパンは美味しいとと評判です。
僕はフランスのかなり田舎にいましたが、そこにもベトナム系のフランス人はいましたし、ベトナム料理店があったりしました。
当時は「何でだろう?」と思っていました。
バインミーに挟む具は色々あるようですが、定番は次のような具になります。
・ハム、チャーシューなどの肉類
・レバーペースト
・なます
・パクチー
・ニョクマム(ベトナムの魚醤)
それ以外にもエビやアボカド、揚げサバなども人気があるようです。
上記は定番になりますが、特に決まりはないので好みの具材を挟めばいいそうですよ。
みなさんも一度食べてみてくださいね。
写真はフランスの定番サンドイッチ「ジャンボンフロマージュ」です。