みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
先日、親戚から「桃」をいただきました。
少し早い気がしますが、暖かい(暑い)からでしょうか?
小さな桃が店頭に並んでいるのを見ましたが、それ以降はまだあまり目にしていません。
品種がたくさんあるので、結構長い期間出回りますが、旬は7〜8月になります。
令和5年度の桃の収穫量は10万9,500トンです。
収穫量全国1位は山梨県(3万3,400トン・31%)、2位は福島県(2万8,500トン・26%)、3位は長野県(9,650トン・9%)です。
なので、山梨県と福島県で全国の半分以上の収穫量を占めています。
現在、最も収穫量の多いのは「あかつき」という品種です。
日本では100種類以上の桃の品種が栽培されていますが、桃の元祖は岡山県の「白桃」です。
「白桃」はあまりにも有名なので、現在は「桃」=「白桃」という扱いになっているような感じですね。
ホテルで働き始めた頃に、初めて見た料理に「桃のスープ」があります。
「桃のスープ!?」
と思いました。
まさか桃をスープにするとは思いませんでした。
皮を剥いたり、事前に作っておくと変色してしまうので、オーダーが入ってから作ります。
冷製のスープです。
砕いた氷を敷き詰めた器の上に、ガラスボールを置き、そこに冷たいスープを入れて提供します。
桃の皮を剥いて、ミキサーにかけます。
コンソメ(顆粒ではありませんよ。きちんと牛肉と野菜で出汁を取ったものです。)と生クリームを入れて、味を調えます。
まさか桃をスープにするなんて思ってもみなかったので驚きました。
西洋料理では、料理にも果物を良く使いますよ。
有名なのは「鴨のロースト オレンジソース」ですね。