みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「シフォンケーキ」って美味しいですよね。
フワフワしていて、見た目が大きくても軽いので食べられちゃいます。
比較的作りやすいケーキなので、家庭で作りやすいですね。
「作りやすい」とは言っても、やはりコツはあるので、
「誰でもできる 簡単シフォンケーキ」
みたいな本を見ても、失敗することはあります。
僕自身も何度も失敗しています・・・(汗)
「上手くいったと思っても切ったら穴が開いてた」とか「逆に膨らみ過ぎてしまった」とか・・・
色々なレシピがあります。
少しずつ違うので、どれが良いとは言えませんね。
僕も色々と試してみましたが、結局一番最初に覚えたレシピを少しずつ改良して作っています。
卵白をたくさん入れれば、フワフワ感は増して美味しいんですが、膨らみ過ぎたり、焼けてから潰れてしまったりすることもあります。
作り比べてみても、やはり卵白が多めの方がフワフワ感が増して美味しいと思います。
ベーキングパウダーを入れるレシピもあります。
僕も初め入れていましたが、どうも膨らみ過ぎたり、空気の穴ができたりすることがあり、入れるのをやめました。
上手くなるコツは、やはり何回も作ることですね。
「ココだ!」というコツがわかってきます。
これはどのケーキにもいえるでしょうね。
そんな「シフォンケーキ」の「シフォン」って何だかわかりますか?
「シフォンケーキ」の起源はアメリカです。
料理愛好家のハリー・ベーカー氏が卵白を使って作る既存のケーキレシピをもとに、食感が「シフォン(絹の織物)」のように軽いケーキを考案しました。
これが「シフォンケーキ」です。
英語で「シフォン(chiffon)」は「絹」であり、「軽くてふんわりした」という意味合いです。
これがフランス語では、「ぼろきれ・雑巾」という意味なんです。
なので、フランス人に
「シフォンちょうだい」
と言われて、
「え? シフォンって何? シフォンケーキ? どういうこと?」
と思っていたら、ぼろ布を見せられて、
「これがchiffonだよ」
と教えられました。
シフォンケーキというと、いつもこの思い出が蘇ります・・・