みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
畑でパプリカが育っています。
パプリカはピーマンの大きくなったもの?
そんな声も聞きます。
確かに形も同じ、色も赤や緑もあって同じようにも思えますが、味が少し違うよな気もするし、実の厚さも違うし、実際どうなんでしょうか?
似ているようですが、違う品種です。
どちらも同じナス科トウガラシ属に属するので、分類上は同じで似ています。
ピーマンは中型種、パプリカは肉厚の大型種で、辛味がなく甘い品種です。
パプリカは100g以上の肉厚のピーマンのことを指します。
ピーマンに比べるとビタミンCは約2倍あるとされています。
ちなみに赤ピーマンは緑のピーマンが完熟したものです。
同じように赤パプリカも始めは緑色です。
若い段階ではカロチノイドと呼ばれる「黄橙系色素」よりも「葉緑素」が多いため緑色をしています。
この葉緑素の分解が始めると、黄や赤系の色素だけが残り、黄色や赤色のパプリカとなります。
最近では「ジャンボピーマン」が人気です。
パプリカではなくて、大きなピーマンです。
畑でも作っていますが、普通のピーマンより大きく、甘味もあり、果肉も厚みがあり、とても美味しいです。
何がイイって、下処理が楽です。
ふつうピーマンの3〜5倍くらいの大きさなので、種を取ったりするのも楽ですし、なにしろ少しの数でたくさん量を準備できます。
もしかすると、これからもっと人気が出るかもしれませんね。
写真は「パプリカ」です。ひとつだけ赤くなっていますね。