みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
夏の暑い時期に、よく使われる調味料として「お酢」があります。
「さっぱりしたものがいい」「酸っぱいものが食べたい」
夏になると、こんな風に感じることも多くなりますね。
糖類やアミノ酸など栄養豊富なお酢は、さまざまな健康に良い効果があるといわれています。
その効果は基本的には季節を問わないものですが、特に夏に良い効果があるそうです。
そもそも「お酢」ってなんでしょうか?
お酢は糖分を持つ原料を元に、いったん「酒」にして、それらを「酢酸菌」で発酵させたものです。
アジア地域でよく作られるのは、米や小麦などの穀物を原料として作られるお酢の「穀物酢」です。
日本の代表的なお酢は「米酢」です。
欧米地域を中心によく作られているのは、リンゴやブドウをなどの果物を原料として作られる「果実酢」です。
これら「お酢」の独特の酸っぱい味は、唾液と胃液の分泌を促進させます。
食欲が落ちがちな梅雨や夏の暑い時期でも、食欲増進効果や消化を助ける効果が期待できます。
お酢には疲労回復効果があることも知られています。
また酢酸には、食べ物の痛みを防ぐ防腐効果があるので、暑い時期の食中毒予防にも効果的です。
ミネラル不足から起こる可能性がある熱中症予防にも適しているので、梅雨から夏の時期には意識して取るといいんです。
塩の代わりにお酢の量を増やせば、減塩にもなりますよ。
また冷たい水や炭酸水に少し入れて飲むとさっぱりしていいですよ。
今では「飲むお酢」も多くありますからね。
みなさんも積極的にお酢を食事に取り入れてみましょう!