みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
オクラの季節なので、みなさんもよく見たり、食べたりしていると思います。
その特徴は、なんといってもそのネバネバですね。
これは水溶性食物繊維のペクチンという成分によるものです。
ペクチンには血糖値の上昇を抑えたり、便通を促す作用があります。
ただし、水溶性なので水に長くつけておいたり、茹で過ぎたりすると、これらの効果が望めなくなるので注意が必要です。
原産地はアフリカ北東部です(エチオピアが有力です)。
日本では越冬できないため一年草ですが、本来は多年草で、何年も繰り返し果実をつけます。
オクラの代表的種類はその果実形状によって区分されています。
一般的なものは断面が五角形をした「五角種」です。
また、最近は僕自身が気に入ってよく使っているのが「丸オクラ」です。
名前の通り断面が円形で、大きくなっても柔らかいのが特徴です。
濃いめの緑色のものや、黄緑色のものもあります。
アントシアニンを含み暗紫紅色をした「赤オクラ」がありますが、こちらは茹でると緑色になってしまうので、残念です・・・
沖縄で栽培されている「島オクラ」や、普通のオクラの実の小さいうちに早採りしたものを「ミニオクラ」として販売しています。
オクラは紀元前から食べられているほど昔からある野菜で、当時から体に良い野菜として親しまれていたようです。
畑でも少しばかり丸オクラを育てていますが、すでに茎は1mくらいに大きくなっています・・・(笑)