みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
「アサガオ」は言わずと知れた夏の代表選手ですが、「ユウガオ」はあまり知られていませんね。
ユウガオと呼ばれるものは、アサガオと同じような花ではありません。
ユウガオは干瓢(かんぴょう)の材料です。
ウリ科ユウガオ属の植物で、蔓生一年草です。(蔓生:植物の茎がツルとなってのびること)
実の形は大きく分けて2種類あります。
細長いものは「ナガユウガオ」、丸みを帯びた球状の「マルユウガオ」の分けられます。
収穫は7〜8月にかけて行われます。
ところでみなさん、干瓢はお好きですか?
僕は大好きなんです!!(笑)
あの甘辛い味と食感が好きで、もちろん干瓢巻きも大好きです。
もともと小さい頃から年寄りクサいものが好きでした。(笑)
いわゆる「地味」な食材が大好きなんです!!
この話はまたの機会に・・・(笑)
干瓢の全国生産量1位はどこだと思いますか?
想像しにくいですね・・・
栃木県です。
しかも全国生産量のなんと98%です!!
ほぼ国産品は栃木県産ですね。
栃木県出身のお笑い芸人「U字工事」が始球式で、栃木の干瓢を投げるというボケをしたくらいです・・・
作り方は、ユウガオの実をひも状に剥き、真夏の太陽で2日間天日干しして乾燥させたものです。
ユウガオは収穫後日持ちがしないため、すぐに加工しなければいけません。
干瓢は、巻物くらいにしか使い道が無いようなイメージですが、実は万能食材なんです。
もともと、そのものに味はほとんどないので、色々な食材のうま味を吸収したり、どんな料理に入れても食材の邪魔をしないので、何にでも使えるんですよ。
ユウガオを買って干瓢作りまでまでは出来ませんでした・・・
でも挑戦はしてみたいですね!