みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
いまの時期、濃い緑の葉とは対照的に濃く鮮やかなルビーレッドの実をつけているローゼルが目に入ります。
畑の端に、そのローゼルが植えてあります。
いつもは白い色か薄黄色の花を付けていましたが、今年はなぜか薄ピンク色の花を付けていました。
ちょうどオクラの花と同じような花を付けます。
朝は花が開いていますが、日光が当たりはじめると閉じてしまいます。
このローゼルですが、とても古くからある植物なんです。
歴史的には、古代インドやエジプトの王国では不老長寿の秘薬とされ、女性の美容には欠かせないものでした。
かのクレオパトラも愛用していたと伝えられ、今でいう、美と健康のサプリメントのようなものだったそうです。
栄養豊富で美容と健康に良いハーブです。
そして栽培することでCO2を削減するため地球温暖化に役立ち、地下水や土地を浄化する能力があるとされ、地球にとても優しい植物として知られています。
このローゼルの実はこの時期になると産直にも売っていますが、その他の種子や葉も食べられ、茎は繊維にと、捨てるところが無いとてもECOな植物なんです。
種子は炒め物、果実は煮出して飲用、葉はサラダや煮込みなどで食べることができます。
またジャムにしても美味しいようですね。(作ったことはありませんが・・・)
このように食用にするのもいいですが、葉を取り除き、茎についたままのローゼルの実をドライフラワーのように陰干ししておけば、その後長い間、その鮮やかな濃い色のルビーレッドの実を楽しむことが出来ますよ。
いまでは2m近くになったローゼルです。