みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
果物売り場を見て季節を感じることがあります。
この時期に目立つのは、柿や洋梨と共にりんごの赤色です。
いまでは、りんごは様々な品種と産地、そして優れた貯蔵技術があるため、季節を問わずほぼ一年中食べることが出来ます。
りんごというと、日本の中でも主に雪の降るような寒い地域でとれるため、秋から冬にかけて収穫するイメージもありますが、どちらかというと夏から秋にかけて収穫されています。
8月のお盆の頃〜10月上旬までは「サンつがる」や「きおう」、9月末〜11月中旬ごろは「秋映(あきばえ)」「シナノスイート」「早生ふじ」「トキ」などの中生種、11月以降は「サンふじ」や「王林」などの晩生種が店頭に並びます。
その後は、年明けの1月から8月にかけては、青森県産を中心とした「貯蔵りんご」が出荷されているそうです。
中でも「サンふじ」は、完熟すると密が入る品種です。
貯蔵性にも優れているため、1番長く食べられるりんごなんです。
なので、1月以降に出回っているりんごに多くは「サンふじ」だと思います。
ちなみに現在、日本には約2000種類にりんごがあると言われています。
りんごを選ぶときに見るべきところは・・・
「りんごのおしり」
の部分です。
同じような赤いりんごでも、おしりの部分を見ると、「緑っぽいもの」と「黄色っぽいもの」があります。
品種にもよりますが、おしりが黄色っぽいものは完熟の証拠なんですよ!
また、全体に赤いりんごと、縦に赤い縞が入ったりんごがある場合は、縞がしっかり入っているものがオススメです!
りんごの皮は剥いてしまいますが、本当は皮の付近に多くの栄養素が含まれているため、皮付きで食べるのがオススメなですけどね!