みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
野菜や果物の数え方には「◯個」や「◯株」などがあります。
これらの数え方の違いは、どんなところにあるのかは、何となくわかりますよね。
手のひらに入るような小さいものなら1個・2個・・・
両手でもつようなものは1玉・2玉・・・
棒状のものなら1本・2本・・・
一つの根にたくさん茎があるようなものは1株・2株・・・
といった感じでしょうか。
それではもう少し詳しく説明します。
例えばホウレン草や小松菜など、根の付いた野菜は「株」といい、これが販売しやすい量にまとめ、片手で握れるように束にしたものを「把(わ)」としています。
「束(たば)」というのは、束ねられる食材全てに使います。
刈り取った稲などの穀物にも用いられます。
リンゴやミカンなどの果物やジャガイモなどのやや大きめの球状の野菜には「個」を使っています。
キャベツやレタスなど結球する野菜には「玉」を使います。
ニンジン、大根、バナナなどの細長い野菜や果物は「本」です。
また、バナナやブドウなどの果物の実のひとまとまりは「房」で表します。
それではキャベツは「玉」ですが、白菜は・・・・?
「株」ですね。
最近では、例えばサクランボは一般的には「1粒・2粒」と数えます。
ところがより高級で大粒な果物に見せるために、「玉」を使うことがあります。
「高級サクランボ 1箱20玉入り」
本来は「玉」を使うことはないですが、その丸さやみずみずしさを強調するために使われるようになりました。
それでは、ブロッコリーやカリフラワーはどうでしょか・・・?
「個?」「玉?」・・・
いえいえ、答えは「株」です。
これはひとまとまりの形が根のついた植物に似ていることから「株」で数えているそうです。
わからない時は、ひとつ、ふたつ・・・と数えればいいですね・・・(笑)