みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
いくつもの人気コーヒー店があるアメリカ・ニューヨークです。
スターバックスコーヒーのカップを持って出社するビジネスマンの姿が想像できますね。
その中で、徐々に人気の高まる新しいコーヒー店があります。
「ブランクストリートコーヒー」です。
「おいしいコーヒーが飲みたいけれど、有名チェーンのコーヒーは5ドル前後もする。これでは毎日飲むにはちょっと値段が高い」
そう感じた20代の起業家達が2020年に立ち上げたコーヒー店です。
この店の特徴は、なんといってもその値段と提供時間の早さです。
使用しているのはスイスのメーカーが作った最先端マシーンで、店員はボタンを押してカップに注ぐだけです。
自動でエスプレッソを抽出、ミルクの泡立ても全自動です。
これだけでは今までにもありそうな機械ですが、一体何が違うのか・・・?
コーヒーが好きな方は知っていると思いますが、例えば「カフェラテ」「カプチーノ」を作るには、まずエスプレッソを抽出しなければいけません。
エスプレッソは挽いた豆を均一にプレスする「タンピング」という作業が必要になります。
そしてもうひとつ、ミルクを勢いよく出る蒸気で泡立てなければいけません。
これらの作業の習得には長期間の訓練が必要になってきます。
しかしながら、この機械さえあれば、訓練を受けていない人でも、
「簡単に 早く おいしい」
コーヒーが作れるようになるんです。
1時間になんと!500杯以上も作れるということなので、1日の中で最も忙しい朝の時間帯も余裕でこなせるそうです。
お店自体も、「ボタンを押してコーヒーをつくる店員」と「会計担当の店員」の2人いれば、相当の数の人を捌くことができます。
機械化することで人件費を抑えられるために、値段も安く済むんです。
人手不足が加速する日本においてもニーズが高まるかもしれませんね。