みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
知っているけど、食べたことのない野菜のひとつが「芽キャベツ」ではないでしょうか?
西洋料理では、よく付け合わせにも使われますが、和食や家庭料理ではあまり見かけない野菜ですね。
時期は12月〜3月なので、今の時期に見かけてことはあるかもしれませんね。
あまり人気が無いようなので、たまに「おつとめ品」としてシールを貼られているのを見かけます・・・
そんな芽キャベツとはどんな野菜なのか?
名前も「芽キャベツ」だし、見た目も小ちゃなキャベツなので、「キャベツの若芽」だと思われがちなんですが、実はキャベツの仲間なんですが、別の品種なんです。
ベルギー原産のアブラナ科の野菜で、キャベツの変種です。
なのでフランス語では「ブリュッセル(ベルギーの首都)のキャベツ・choux de Bruxelles」といいます。
どんな風に実を付けているのかご存知でしょうか?
一般的なキャベツは頂芽が結球しますが、芽キャベツは株から伸びた茎の付け根に生える脇芽が結球したものになります。
一株に50個ほどが文字通り「鈴なり」に実ります。
説明していてもよくわからないので、写真を載せます。
こんな感じです。
芽キャベツはその形から「子持ちかんらん」とも呼ばれています。(「かんらん」とはキャベツのことです)
地域によっては「子孫繁栄」の象徴としてお祝いに使われることもあります。
日本には明治時代に渡来しました。
現在の主な産地は静岡県です。
ビタミンCをはじめ、βーカロテン、カリウム、ビタミンB2など、小さいながら栄養豊富な野菜なんです。
それではどんな風に食べたら良いのか?
一般的には、茹でて彩りの付け合わせなどで使われます。
パスタなんかにも合いますね。
この芽キャベツの食べ方で、僕のオススメは「素揚げ」です。
素揚げして塩のみ!
おつまみにも最高においしいですよ!
少し焦げ目をつけると、それが香ばしくてまた良いんです。
揚げなくても、色付くように焼いても良いですよ。
生ではあまり食べません。
加熱して食べた方がいいです。
実がギュッと詰まっているので、火が通るのに少し時間はかかりますが、是非食べてみてくださいね。