みなさんこんにちは。シェフ「H」です。
先日「エイヒレ」が売っているのを見ました。
毎年これくらいの時期に見かけます。
地元三河湾でとれたものです。
ということは、昔から食べられているということです。
でも、見たことも食べたこともありません・・・
魚屋さんに聞くと、「醤油で煮付け」にしたりするようです。
もちろん「生」です。
「エイヒレ」というと、乾燥させたものを想像するかもしれませんね。
少し炙って食べる、まさしく「酒の肴」!
そうではなくて「生」のものです。
本当に新鮮でないと、なかなか売れません。
時間が経つとアンモニア臭が出てきてしまいます。
サメの肉も同じ様です。
日本で食べられているのは「アカエイ」や「ガンギエイ」というエイです。
「カスベ」という名前で北海道や青森を中心に流通しています。
「カスベ」というのは北海道の方言で「エイ」のことを言います。
この「エイヒレ」はフランス料理でも使うことがあります。
フランス語で「エイ」は「Raie」
簡単に発音すれば「レ」ですが、本当は発音が難しいです・・・
「エイヒレ」は「Aile de Raie」
「エル・ド・レ」になります。
「Aile」は「ヒレ」ではなく「翼」という意味です。
茹でたり、ムニエルにすることが多いです。
焦がしバターで食べると美味しいです。
コラーゲンがたっぷりで、ヒラメやカレイのエンガワを大きくしたような感じです。
イメージと見た目はあまり良くないかもしれませんが、みなさんもどこかで挑戦してみてくださいね!