高浜市でランチが自慢のカフェ:salutサリュー

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「食品ロス」がよく取り上げられます。

みなさんこんにちは。シェフ「H」です。

 

最近よく「食品ロス」という言葉を耳にしますね。

 

僕自身も興味があり、ブログや、お店に置いてある「サリュー通信」という手書きのチラシにも取り上げたりしています。

 

祖父母と一緒に暮らしていた僕は、小さい頃から「もったいない」を叩き込まれ、「もったいない」の英才教育を受けてきました。(これは冗談として・・・)

 

食べ物に限らず、ものが捨てられないのが悩みでもありますが。

 

日本は人口の減少が問題になっていますが、世界全体ではまだまだ人口は増加傾向にあります。

 

特にアフリカ、東南アジアでは人口増加が著しいです。

 

そんな中で「食料問題」もよく取り上げられますね。

 

ちょっとだけその話をします。

 

世界では飢餓が原因で1日に何人くらい亡くなってると思いますか?

 

なんと、高浜市の人口(約4万5千人)位になります。

 

1日にですよ!

 

そしてそのうち7割以上が子供です。

 

「飢餓」になるのは、食料が十分に作られていないからではないんです。

 

穀物は年間24億トン生産されています。

 

これは世界中の人が生きていくのに必要な量のおよそ2倍になります。

 

24億トン÷71億人(世界の人口)=338㎏(1人当たり)

 

1人あたり1年間の標準量は180㎏

 

それでも食べ物が不足しているのはなぜか?

 

穀物は人間が食べるだけではなく、先進国では穀物の6割(約4億トン)が、牛、豚、鶏などの家畜の餌になっているんです。

 

そして牛肉1㎏を作るために穀物11㎏、豚肉1㎏を作るために穀物7㎏、鶏肉1㎏を作るために穀物4㎏を消費することになるんです。

 

よく考えればわかることですが、そこまではあまり考えないですよね。

 

世界の2割足らずの先進国に住む僕たちが、世界の穀物の半分以上を消費しているんです。

 

 

これを聞いた時は、「そんなところまで考えてなかったなあ」と、その数字に正直驚きました。

 

 

 

そして、「食品ロス」も世界的に大きな問題のひとつになっています。

 

同じような言葉で「食品廃棄」がありますが、こらは「食品ロス」と違います

 

「食品廃棄」・・・食料で消費されず実際に廃棄されたもの

 

「食品ロス」・・・食料廃棄の中で「まだ食べられるもの」を指します。

 

食料廃棄の中にまだ食べられる食品ロスがある、というイメージです。

 

売れ残りや期限切れ、製造過程で発生する規格外品、飲食店や家庭での食べ残し、食材の余りなどがあげられます。

 

レストランで食べ残してしまったものは「食品ロス」、レストランでウェイターが運んでいる時に落としてしまったものは「食料廃棄」という分け方になってるようですが、どうやって統計を取っているのか疑問があったり、いやいや両方とも「まだ食べられたものでしょう」と思ったりします。

 

世界の食品廃棄物は13億トンといわれています。

 

これは世界全体の食料生産の43.3億トンのなんと! 3分の1なんですよ!

 

え〜!もったいない!

 

食料を生産することって、とっても大変!なんです。

 

農業、漁業、酪農など、いわゆる「第一次産業」というには本当に大変。

 

頭が下がります。

 

僕たち飲食業の元の元ですからね。

 

これからも「食品廃棄」「食品ロス」についてはちょくちょく取り上げていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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